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2014年2月19日 (水)

【Weekly Topics】大学生の生活

■若者の生活をむしばむ奨学金

  現在、奨学金問題に取り組んでいるので、先日、ある高校の教職員さんに奨学金問題についてお話をしました。学生の進路指導を通して奨学金の借入を勧めている教職員さんに、奨学金返済に関する厳しい現実をお話しなければならないことは重責と思い、現状をお話させて頂きました。

 現在、大学生の2人に1人が奨学金制度を利用しています。奨学金は、『返済に関する情報をどこまでご存じですか?奨学金』というようなクリーンなイメージで案内していますが、実はれっきとした借金であり、滞納すると、個人情報機関に滞納者(事故情報)として掲載されます。いわゆるブラックリストに名前が載ってしまうと、クレジットカードの発行、各種ローンの申込み、携帯電話の割賦購入などが断られることもあります。
 また、平成24年末の時点で、奨学金滞納額は約925億円、滞納者は33万人となっていますが、やむを得ない事情で滞納しているケースもあります。卒業後の問題として、定職に就けない、仕事がない(無職)、非正規雇用(パート・アルバイト等)、 派遣社員(人材派遣)という、返済できない人の多くは、低賃金労働により安定した収入が得られず返済ができない場合が多く、返済したくてもできないケースが圧倒的です。せっかく就職した会社が、社員を使い捨てにする労働環境の悪い、今話題になっているいわゆるブラック企業で、体調を崩したり、事故にあったりで仕事ができなくなったこともあります。
 では、奨学金返済に困った場合の解決方法はないのでしょうか?年収300万円以下や生活保護を受けている場合は返済猶予がありますが、なかには返済猶予という方法をとっていないこともあると思います。、猶予期間は通算5年が上限で、1年ごとに手続きをします。返済免除が認められるのは、回復困難の疾病の場合など、ごく限られた場合のみで、最終的には、破産、民事再生、任意整理、調停などの法的手段をとることも必要になります。
 奨学金問題の改善を目指して、無利子を増やす、奨学金の給付制を復活させる、学費を安くする、無償化を目指す等が考えられます。もちろん、財源の問題があり、早急に簡単には解決できるものではありませんが、若者に希望のない社会には、未来はありません。

 奨学金問題で悩んでいる方やご不明な点のある方は、お気軽に事務所までご相談下さい。現在、署名活動を展開中です。
これからも制度改善に向けて活動していきたいと思います。

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